全身をバランス良くふっくらさせる事が重要ですが、中には「上半身が太れない」と悩む方がいます。
「下半身は比較的太いのに上半身が太れない」
こういった悩みは特に女性に多いです。
上半身が痩せていると周りから貧相に見られやすく、恥ずかしくて海にも行きづらくなります。
では、なぜ女性は上半身を太らせる事が難しいのでしょうか?
今回はその理由と太るためにおすすめの食べ物などを紹介します。
目次
上半身が太れない理由
上半身が太れない理由には以下の原因が主に考えられます。
理由① 下半身に脂肪細胞が多い
女性の場合、男性と比較すると下半身に脂肪細胞が多い傾向があります。
男性はお腹に脂肪細胞が多く、「上半身がふっくら・下半身が痩せている」割合が高いです。
スポーツをやっていた関係で下半身だけしっかりしている男性も中にはいますが、基本的には太るとお腹がぽっこりする人がほとんどです。
では、なぜ女性の下半身に脂肪細胞が多いのかというと、
これは赤ちゃんを育てるために必要な子宮を守るためです。
子宮は外部の衝撃から守るために厳重に守られているのですが、その一つが皮下脂肪です。
下腹部に弾力のある皮下脂肪を集中させることで、クッションの役割を果たします。
そのため、下腹部に脂肪が集中するのですが、近くにあるお尻や太もも付近にもつきやすくなります。
また、女性は男性よりも筋肉が少ないため体が冷えやすいです。
子宮が冷えると悪影響が出るため、子宮の温度を保つ必要があるのですが、脂肪には体温を留める役割もあります。
そのため、下腹部に脂肪を集中させて子宮の体温を維持したり、冷えやすい下半身にも脂肪を蓄えます。
よって、女性はお腹だけでなく、太ももやお尻にもどんどん脂肪を貯蔵するため、上半身だけが貧相になりやすいです。
理由② 女性ホルモンの分泌が少ない
ダイエットで急激に痩せた人や強いストレスを感じている人は女性ホルモンの分泌が悪くなりやすいです。
女性ホルモンは「エストロゲン」と「プロゲストロン」の2種類があります。
このうち、「エストロゲン」は皮下脂肪をつけやすく、女性らしい体つきになりやすいホルモンとして知られています。
バストアップにも効果的です。
じゃあ、女性ホルモンの分泌を増やせば良いという話なのですが、女性ホルモンは正常だと一定に保たれるため、正常の場合は急激に増やすことはできません。
そのため、女性ホルモンが、
- 現時点で少ない人は正常に戻す
- 現時点で正常な人は維持する
ことが大切です。
女性ホルモンを減らせないためには、特にストレスに気をつける必要があります。
とはいえ、完全に無くすことは不可能なので、1週間のうちに好きな事をする時間をできるだけ作って軽減することが大切です。
時には心を落ち着かせる時間を作るとリラックスすることができます。
⇒瞑想はストレスに強くなる!ストレス解消に効果がある理由とは?
理由③ 上半身にしっかり栄養が送られていない
体内に取り込んだ栄養は血液を通って全身に送られます。
この血液は腰あたりから下半身に降りていき、足先から上半身に上がっていくことで全身を循環しています。
しかし、何かしらの要因で血液の流れが悪くなると、老廃物が溜まったりして、上半身に栄養が届きにくくなります。
上半身に栄養が届かない要因は、
- 体の冷え
- 運動不足
- 姿勢
- 筋力不足
など様々です。
血液の循環を良くする方法
体を冷やさない
体が冷えると血管が収縮してしまい、血流の流れが悪くなります。
特に女性は、男性よりも熱を発する筋肉が少ないので体が冷えやすいです。
冷え対策は、湯船につかる、温かい飲み物を飲む他、筋肉をつけることで根本的な解決に繋がります。
それと冬は自宅でも温かい靴下やスリッパを履き裸足で過ごさないようにしましょう。
冷え性なのに、冷たい床の上を歩いてしまうと当然ますます体が冷えてしまいます。
運動する
ちょっと走った後に体がスッキリした経験はないでしょうか?
これは軽く運動したことで血流が良くなり、脳もクリアな状態になるためです。
血流が良くなることで睡眠の質も上がり、ますます栄養が上半身に届きやすくなります。
最近運動していないなという人はまずウォーキングやジョギングなどの軽めの運動から始めましょう。
また、1日30分ほど毎日やるのが勿論良いですが、いきなりは継続が難しいので2日おき、3日おきからでも始めると良いですね。
姿勢
デスクワークや立ち仕事など、長い時間動かずにずっと同じ姿勢でいると、血液が下に滞りがちになります。
1時間おきに作業を止めて、軽いストレッチをしたり、軽く歩いてみたりすると良いですね。
また、猫背は血管を圧迫し、血流を悪化させる原因です。
猫背の人は無意識だと背中が曲がるので普段から真っ直ぐな姿勢を意識しておく必要があります。
あと、筋肉をつけることで自然と姿勢が真っ直ぐになりやすいです。
水分補給をする
血液のおよそ80%は水分です。
つまり、血液中の水分が不足してしまうと、血液がドロドロになり血流が悪くなります。
とはいえ、過剰摂取は胃を冷やしてしまうので要注意。
1日に約1.2Lの水を飲料水から補給すると良いとされています。
それと炭酸飲料やお酒の飲み過ぎは健康によろしくありません。
筋力不足
女性の場合、最大の要因は筋力不足です。
筋肉は血液を上半身に送り届けるポンプの役割をしていますが、女性は筋力が足りないために上に送ることが難しいのです。
下半身から上半身に血液を送るということは、重力に逆らうということですからね。
そして、血液が下半身に留まることでむくみやすくなり、下半身太りになっている事も考えられます。
太ももやふくらはぎの筋肉を中心に鍛えることで血流は改善されやすくなります。
上半身だけ太りたい人におすすめの食べ物
上半身を太くしたい人におすすめの食べ物は以下のものがあります。
栄養バランスに気をつけながら意識してみてください。
白米
白米には太る栄養素である炭水化物が多く含まれています。
食事の時はいつもよりちょっと多めに食べることを意識すると良いですね。
鶏肉
肉や魚、卵に含まれるタンパク質は筋肉の合成を促進する栄養素。
アスリートの人はタンパク質を意識して毎日食事を摂っています。
女性の場合、しっかりタンパク質を摂取して筋トレすることで、ふっくらとした体型になりやすいです。
タンパク質の中でもおすすめなのが鶏肉。
鶏肉は胃腸に優しい食べ物で非常に消化に良いです。
牛肉を食べると毎回胃もたれしてしまう人は鶏肉を取り入れてみると良いですね。
また血を作る効果が高いので、「冷え性」「疲れやすい」「貧血」など痩せ型に多い症状の改善にも繋がります。
かぼちゃ
かぼちゃは炭水化物をはじめビタミンやミネラルが豊富で栄養満点の食べ物です。
ビタミン・ミネラルは消化をサポートして、栄養を吸収しやすくするメリットがあります。
煮物にしておかずの一品として用意しておくと体重が増えやすくなります。
生姜
生姜には体を温める効果があります。
特に生姜の中でも乾燥生姜がおすすめ。
熱を加えて乾燥させることで辛味成分であるジンゲロールがショウガオールに変化。
しかもおよそ10倍も増えます。
ショウガオールは温め成分として有名で体内の結構を良くして体温を温めてくれます。
作り方も簡単で料理をあまりしない人でも簡単に作れます。
乾燥生姜の作り方
- 生姜を1~2mmの厚さにスライス
- 約80℃のオーブンで1時間加熱
- 干からびた状態になったら完成
乾燥生姜は3ヶ月ほと日持ちするので一度作ればいつでも好きな時に摂取できます。
そのまま食べても良いですし、粉末にして飲み物に入れるのもありですね。
キャベツ
キャベツはバストアップしたい女性にとてもおすすめ。
これはキャベツに含まれる「ボロン」という成分が女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きをするためです。
エストロゲンには乳腺の発達を促進する効果があるのでそれと同じ効果を期待できるんですね。
ただし、ボロンは熱に弱いのでサラダなど生で食べるようにしましょう。
キャベツ以外ではりんご、ぶどう、海藻類、アーモンドなどに含まれています。
納豆
納豆などの大豆食品もバストアップに効果的。
大豆食品に含まれる「大豆イソフラボン」は女性ホルモンの化学構造式に似ており、似た働きをすることで知られています。
「大豆イソフラボン」を取り入れることで女性ホルモンが活性化し、乳腺の発達を期待できます。
とはいえ、過剰摂取はかえって悪影響になるので、1日に約75mgを上限に摂ると良いですね。
納豆1パックにはおよそ35mgの大豆イソフラボンが含まれています。
この他、大豆食品は豆腐、もやし、枝前、煮豆、きなこ、おから、油揚げ、厚揚げなどがあります。
まとめ
今回は上半身を太くしたい人におすすめの食べ物を紹介しました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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