ぽっこりお腹というと肥満体型に多いイメージあります。
ですが、最近は痩せてる人もお腹だけ出ている傾向があり、
中学生や高校生をはじめとする10代や20代の女性にも増えつつあります。
なぜ若い女性にも多くなっているのでしょうか?
今回は痩せてる10代・20代女性のぽっこりお腹の原因について書きたいと思います。
ぽっこりお腹の原因① 便秘
便秘でお悩みの方は多いと思いますが、実は便秘がぽっこりお腹の原因になります。
これは腸内に溜まった便によってお腹が膨らむということもありますが、
それよりも便が腸内で腐敗することによって発生するガスが大きな原因です。
更に長引くと老廃物から毒素が発生し、ガスと合わさって余計ぽっこりするようになります。
一般的に3日以上便秘が続いている人は注意した方が良いと言われています。
便秘には食物繊維が豊富な食べ物がおすすめ。
食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」があります。
あなたの症状によってどちらを多く摂取すべきか変わってきます。
水溶性食物繊維
便が固くなりがちな人におすすめ
主な食べ物
にんじん、キャベツ、トマト、こんにゃく、ひじき、わかめ、昆布、海苔、もずく、りんご、みかん、キウイ、バナナ、いちご、もも
不溶性食物繊維
下痢になりやすい人におすすめ
主な食べ物
ごぼう、とうもろこし、たけのこ、かぼちゃ、いんげん豆、大豆、さつまいも、きくらげ、しいたけ、なめこ
どちらのタイプか分からない人は両方意識して摂取すると良いですね。
特に海苔はおすすめ。
1週間毎日朝食で海苔を食べ続けると便秘が劇的に解消したとテレビでも紹介されていました。
味付け海苔や韓国海苔など種類はどれでも良いです。
また納豆、キムチ、ヨーグルト、チーズ、味噌などの発酵食品も腸内環境を整えてくれますよ。
味噌汁に海苔を入れるととても良いと思います。
ぽっこりお腹の原因② 皮下脂肪・内臓脂肪が多い
皮下脂肪・内臓脂肪が多いために、お腹が出やすくなっている場合もあります。
皮下脂肪は皮膚の下につく脂肪。
内臓脂肪は肝臓や腸などの内臓の周りにつく脂肪を指します。
特に女性は妊娠するため(お腹の胎児を守るため)に皮下脂肪が大切で、どうしても皮下脂肪が付きやすい傾向にあります。
立った状態でもお腹をしっかりつまめる人は皮下脂肪がよく溜まっている証拠です。
また痩せてるのに体脂肪率が異様に高いという人は皮下脂肪・内臓脂肪が溜まっている可能性大です。
皮下脂肪、内臓脂肪を減らすには有酸素運動がおすすめです。
有酸素運動は取り込んだ酸素を利用して脂肪を燃焼させることができます。
主な運動としてはジョギングやウォーキング、水泳、サイクリングなどが当てはまりますね。
一般的に脂肪が減り始めるのは運動開始20分後と言われているので、1日20分以上の有酸素運動を毎日できれば理想的です。
有酸素運動は毎日行った方が良い効果が得られるとされています。
1日にやる時間の長さよりも日の継続が大切と言われるほどです。
そうはいっても忙しい毎日の中で時間を割くのはなかなか難しいところ。
まとまった時間を取れない人は
- 帰宅の際に少し遠回りをしてみる
- 降りる駅を1駅前にして歩く
- エレベーター、エスカレーターを使わず歩く
- その場で腿上げをする
など小刻みに運動を意識するのも良いです。
特に帰宅部や社会人の女性は運動不足になりがちなので、適度に運動をすることも意識してみましょう。
ぽっこりお腹の原因③ 胃下垂
胃下垂とは胃の下部が下に垂れ下がっている状態のことです。
上部は本来の位置(みぞおち付近)にあるので非常に長細い形になってしまいます。
個人差はありますが、大体おへその下あたりまで垂れ下がっていることが多いです。
胃下垂になる原因としては筋肉量が少ない、姿勢が悪い(猫背・反り腰)、ストレスなどが考えられます。
特に学校の授業やデスクワークで椅子に座る時間が長い人はいつの間にか前かがみになって猫背になりやすいので要注意。
胃下垂になると食べ物の消化に時間がかかり、胃に留まる時間も長くなります。
そして胃は垂れ下がっているので下腹部(おへそ付近)がぽっこりしてしまいます。
- 体脂肪率はそこまで高くない
- 肋は見えるのに下っ腹は出ている
- 食後、おへその下がぽっこりしている
という人は胃下垂である可能性が高いです。
胃下垂の症状、治し方はそれぞれこちらにまとめているので参考にしてみて下さい。
まとめ
10代・20代女性のぽっこりお腹の原因
- 内臓脂肪・皮下脂肪が多い
- 便秘
- 胃下垂
ぽっこりお腹は暴飲暴食に限らず運動不足、筋力不足によって引き起こされる場合もあります。
生活習慣を見直して改善していきましょう。
⇒女性はなぜ筋肉がつきにくい体質なのか?ホルモンや遺伝が関係
最後までご覧いただきありがとうございました。