ラーメンはカロリーの高い食品として認知されていますよね。
太れそうな食べ物として真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
僕も太り方が分からないときは、とにかくラーメンを食べるようにしていました。
今回は太る方法としてラーメンはありなのか、太るための食べ方について書きたいと思います。
ラーメンで太るのはあり?
結論から言えば、太るためにラーメンを食べることが必ずしもおすすめとは言えません。
これは食べ方によって「栄養」「消化」「カロリー」に問題があるあからです。
カロリーが足りない
ラーメンと言えば、高カロリー食として認知されています。
スープの種類にもよりますが、大体500~800kcalのものが多いです。
とはいえ、1食のカロリーという視点でみえば、ラーメン1杯のカロリーは決して高いとは言えません。
太りたい場合は、1食のカロリーが1,000kcalを超えるのが望ましく、それが出来ないと1日の消費カロリーを上回ることが難しいです。
特にラーメンは昼食や夕食で食べると思うので、尚更カロリー量が必要になります。
ですが、ラーメン屋で食べる時は、できるだけ食費を抑えようとラーメン単品になりやすいです。
ラーメン1杯は大体600~800円。
最近は1,000円を超えるお店もあります。
そこにおかずなどを追加すると1食の食費がかさんでしまいます。
1,000円以内でお得なセットメニューを食べられる所もありますが、1日の食費をできるだけ抑えたいのが正直なところです。
そのため、次の食事を安く済ませてしまい、結果的に1日の総カロリーが減ってしまいます。
栄養が偏りやすい
ラーメンの栄養は炭水化物ばかりに偏る傾向があります。
店やスープによって違いがありますが、豚骨ラーメン1杯の栄養は、
- 炭水化物:74g
- タンパク質:22g
- 脂質:11g
- 食物繊維:4g
こんな感じです。
たしかに炭水化物(糖質)は体内で余ったものが脂肪として蓄積されるため、意識的に食べることは大切です。
ただし、かといって炭水化物だけ食べれば太るわけでもありません。
タンパク質も脂質もビタミンもミネラルも食物繊維もバランス良く食べなければ、効率的に太ることはできないです。
特にラーメンだと不足しやすいのがビタミンやミネラル。
ビタミン・ミネラルは消化をサポートする役割もあり、
炭水化物だけ食べてもそれが消化されなければ、栄養として取り込むことができません。
一応、中華麺には「セレン」「モリブデン」というミネラルだけは豊富に含まれています。
セレンは抗酸化作用があって、体の老化を防いでくれる栄養素!モリブデンは造血作用があって、貧血に効果的だよ!
ただ、ビタミンAやビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄など他のビタミン・ミネラルを摂取することはかなり難しいです。
特にセレンはビタミンEと相乗効果があり、一緒に摂取した方が本来の力を発揮しやすくなります。
消化に悪い
痩せ型の人は食べ物の消化吸収力が、普通の人に比べて弱い傾向にあります。
高カロリーで塩分たっぷりのラーメンは、消化に悪く、長い時間胃に留まります。
そうなると、食欲が湧きづらくなり、1日の総カロリーは減りやすくなります。
また、脂質たっぷりのスープを飲んで太ろうとしても、そもそもそれを消化できる力がないので、あまり飲まない方が良いと思います。
飲み干しても、結局胃もたれを起こして気持ち悪くなり、次の食事に悪影響が出るだけです。
太りたい人におすすめのトッピングやおかず
でも、ラーメンを無性に食べたくなる時は当然ありますし、食べ方を工夫することで体重を増やすことは可能です。
ここでは、太りたい人向けのおすすめの食べ方を解説していきます。
まず、おすすめのトッピングは「野菜炒め・ねぎ」「チャーシュー」「煮玉子」です。
ラーメンで不足気味のビタミン・ミネラルはトッピングの野菜で補うしかありません。
トッピング程度ではまだ足りないかもしれませんが、それでも食べないよりは断然おすすめです。
チャーシューや煮玉子は筋肉を作るタンパク質が豊富。
筋肉をつけながら太りたい場合は、欠かせない栄養素です。
そしてラーメンだけではカロリーが足りないので、チャーハンと餃子を食べると良いでしょう。
チャーハンや餃子をしっかり食べるには、味が薄いラーメンがおすすめです。
例えば、ラーメンのスープはあっさり系の豚骨や醤油、味噌、塩などが良いですね。
特に醤油や塩は胃がもたれにくいので、おかずも余裕を持って食べることができ、全体の食事量が増えます。
一方で、こってり系の豚骨や激辛系、背脂たっぷりのスープは比較的消化に悪いので太る目的にはそぐわないです。
こういうタイプはラーメン1杯でお腹いっぱいになりやすいですし、胃にかなりの負担をかけます。
カップラーメンはあり?
カップラーメンを食べると体重が増えやすいと思っている人も中にはいます。
「毎日のようにお昼はカップラーメンを食べているのに太れない」
それは当然の話で、カップラーメンは1杯300~400kcalくらいの物が多く、普通のラーメンよりもカロリーが低いです。
1回の食事に組み込むと太りにくいので、それよりも1回の食事とは別にカップラーメンを食べたほうがカロリーを上積みできます。
実際、サッカーの中村憲剛選手は試合後に消費した体重を戻すために、カップラーメンにご飯を入れて食べる事もあるそうです。
サッカーのように普段の生活で莫大なカロリーを使う事はありませんが、運動後のエネルギー補給として食べるのはありかもしれません。
ただ、過剰摂取するとカルシウムの吸収を妨げるリンや塩分などが多く含まれているので、毎日のように食べるのはよろしくないでしょう。
カップラーメンよりも間食に適した食品はたくさんあります。
まとめ
今回は太りたい人にラーメンがおすすめなのか紹介しました。
- ラーメンは食べ方によって「カロリー」「栄養」「消化」に問題があり、かえって太りにくくなる
- あっさり系のラーメンで極力胃に負担をかけないようにして、チャーハンや餃子などを食べて食事量を増やす
- トッピングは野菜炒めやチャーシュー、煮玉子がおすすめ
基本的にラーメンを毎日のように食べて太ろうとするのはおすすめしません。
健康面でも心配がありますし。
ただ好きな時に食べるのは当然ありです。
その時は、上記で紹介したトッピングやおかずを意識してみると良いと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
脂肪細胞が少ない痩せ型の人は脂肪だけで太るとお腹ぽっこりになりやすいですし、筋肉をつけた方が外見上の変化が出やすいので、ガリガリ体型の印象を払拭しやすくなります。
筋トレの始め方はこちらを参考にしてみてください!
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