近年、痩せ型体型の人は増えていますが、子供の痩せも増加傾向にあります。
「子供が痩せ気味…。もしかして病気?」
と不安に感じている人も多いのではないでしょうか?
今回は子供の痩せすぎは病気の可能性があるのか、太らせる方法についても書きたいと思います。
痩せすぎの子供は病気?
基本的に痩せている=病気ではありません。
子供の痩せも大人と同様に食事など日頃の生活習慣が原因になっていることがほとんどです。
ただ、稀に病気が原因で痩せすぎが進行してしまうことがあります。
主に以下のものがあります。
小児糖尿病
小児期に起こりやすい病気で1型糖尿病とも言われます。
1型糖尿病は血糖をコントロールするインスリンが分泌されなくなる病気です。
特に先天性の病気でも生活習慣病でも遺伝によるものではなく、
ウイルスから身を守る免疫機能がインスリンを作る膵臓の細胞を破壊することが原因であるとされています。
症状としては非常に喉が渇きやすく飲み物を飲む頻度やトイレに行く頻度が多くなります。
また急激な体重減少も現れます。
現時点では完治することができない難病で生涯インスリン注射を打ち続けなければなりません。
以前は「一生治らない病気」とも言われていました。
しかし、近年の医学の進歩によって「将来的に治すことができるのでは?」とする見方も強いです。
ちなみに日本の15歳未満の1型糖尿病の発症率は10万人におよそ2人程度で世界的には少ない数字です。
拒食症
拒食症はダイエットをする人に起こりやすい病気です。
過剰な食事制限や食べると太ってしまうという恐怖感から何も食べられなくなってしまいます。
特に思春期の女の子は周りの視線やテレビ・雑誌の影響でスリムな女性に憧れやすく過剰な食事制限をする結果、拒食症になってしまうことが多いです。
さらに最近は大人顔負けの美意識を持っている小学生も増えてきているので注意が必要です。
また男の子の場合でも精神的ストレスによって発症することがあります。
特に学校はストレスが溜まりやすい場所ですし、ストレスへの耐性もまだ弱いです。
急激な体重の減少、食事量の著しい低下、貧血、低体温などの症状がある場合は一刻も早く心理カウンセリングを受けて対策をした方が良いです。
拒食症を放置してしまうと栄養失調による心疾患や感染症の危険性もあります。
急性胃炎
子供の急性胃炎はウイルス感染によるものが多いです。
嘔吐や下痢、腹痛、発熱、脱水症などが現れる場合は急性胃炎の可能性が高いです。
また胃もたれや胃痛、胸焼けなどの症状が慢性化して起きている場合は一度病院で検査してもらいましょう。
子供を太らせる方法
次に子供を太らせる方法について書きたいと思います。
朝食をしっかり食べる
太るためには1日3食の食事が必須ですが、一番重要なのが朝食です。
基本的に痩せている子供の多くは朝食を抜きがちです。
朝食を抜くことで1日の総摂取カロリーが減ってしまいます。
それだけでなく夕食から翌日の昼食まで何も食べないことは体にとって深刻なエネルギー不足です。
体がエネルギー不足を感じると筋肉を分解してエネルギーにします。
特に小学生や中学生は給食の時間まで何も食べられない状態ですから筋肉の分解がどんどん進み痩せやすくなります。
極度の空腹状態を作らない意味でも朝食は大切です。
僕は学生時代、朝食を抜いてばかりだったのでどんどん痩せていきました。
また朝食は1日を元気に送るためにも重要。
朝食を抜くと頭が働かず集中力が低下し、成績も落ちやすくなります。
おすすめの朝食メニューはこちらにまとめています。
⇒太りたい人の朝食簡単おすすめメニュー!栄養やカロリーも大切!
睡眠
朝食を食べるためにはしっかりと早寝早起きをして朝食の時間をしっかり確保することが大切です。
夜更かしをすると食欲よりも睡眠欲が勝ってしまい、家を出るギリギリまで寝てしまいます。
朝起きて暫くボーっとする⇒目が覚めて食欲が湧いてくる⇒ゆっくり余裕を持って食べる
この状態が理想ですね。
おやつを食べすぎない
子供の楽しみといえば帰宅後のお菓子ですが、お腹いっぱい食べ過ぎると夕食を食べられなくなります。
食事量が減少することで痩せやすくなりますし、本来食事で取るはずだった栄養を摂取できないことになります。
一方、お菓子は糖分多めでビタミンやミネラルは少ないのでお菓子の食べすぎで夕食を食べないという状態は栄養失調も懸念されます。
食事をしっかり取れるようにお菓子を食べる量も管理することが大切です。
虫歯を治す
もしかすると食べられない原因は虫歯にあるかもしれません。
子供の乳歯は虫歯になりやすく気づかないまま進行していることもあります。
また痛みがある状態だとあまり咀嚼せず固形のまま飲み込みやすくなります。
すると胃腸に負担をかけて消化不良を起こしやすいです。
最低3分はしっかり磨いた方が良いですね。
まとめ
今回は子供の痩せすぎは病気なのか、太らせる方法について書きました。
色々と紹介しましたが、やっぱり意識したいのは朝食ですね。
朝食を食べる習慣は大人になってからなかなか身につくものではありませんし、1日2食だと体重の増加も限界があります。
なので、子供の頃から朝食を習慣化して当たり前にしておくことが大切だと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。