「喫煙すると痩せる」「禁煙すると太りやすい」とよく言われますよね。
個人差はありますがこれは事実で、禁煙した人はその後平均3~4kg太ったというデータもあります。
実際僕も禁煙した後の方が体重も増えやすくなりました。
今回は禁煙することのメリット、太りたい人はタバコをやめるべきなのかについて書きたいと思います。
目次
禁煙することのメリット
禁煙をすると以下のようなメリットを得られます。
喫煙していた頃は自分から痩せやすい環境を作っていたのがよく分かります。
腸内環境改善
体にあらゆる悪影響を及ばすタバコですが、腸内環境にも悪影響を与えます。
人間の腸内には多くの腸内細菌があり、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」がバランスよくあると良好な腸内環境であると言えます。
そして腸内細菌は食べ物の分解・吸収を助けてくれています。
しかし、喫煙することでこの腸内細菌が乱れ食べ物を分解・吸収する力が衰えやすくなります。
最近の研究では禁煙後に分解・吸収力の高い「プロテオバクテリア」「バクテロイデス」と呼ばれる細菌が増えやすいことが明らかになっています。
これらが増加することで喫煙時よりも多くのエネルギーを食べ物から吸収できるようになり、結果として太りやすくなるのではないかとされています。
「禁煙すると太る」というよりは、「腸内細菌が本来の力を取り戻して元の体質に戻った」とも言えるかもしれません。
食事量が増える
禁煙後は食事量が増える場合がほとんどです。
タバコに含まれるニコチンには食欲を抑えて空腹感を麻痺させる効果があります。
空腹中枢に食欲を抑制するように働きかけてくるんです。
なので、禁煙すると空腹中枢が正常に働き食事量が増える(元に戻る)人がほとんどです。
特にガリガリ体型の人はタバコさえ吸えばご飯を食べて気になる人も多いのではないでしょうか?
僕も喫煙者だった頃は昼飯タバコなんて日もありました。笑
僕は喫煙して頃、ラーメン1杯、牛丼並盛りでお腹いっぱいになっていたのですが、禁煙後は楽々食べられるようになっており元々少食だと思っていた僕には思わぬ効果でした。
食べ物を美味しく感じる
禁煙すると味覚と嗅覚が回復し食べ物を美味しく感じるようになります。
「これってこんなに美味しかったんだ!」という発見ばかりで食事が楽しくなりますよ。
また料理の匂いも敏感に感じられるので食欲がどんどん湧いてきます。
口寂しさから間食が増える
喫煙している時は手が空いた時に暇さえあればタバコを吸います。
これが食欲も満たしてくれていました。
一方、禁煙すると口寂しさからチョコやアメなどのお菓子を口に入れたくなります。
たかがお菓子でも積み重なると太りやすくなります。
ただ、この時バナナやおにぎりなどを意識して食べるようになると更に増量しやすくなります。
カロリーメイトもおすすめですね。
カロリーメイトは太るために良いのか?太りたい人は間食がおすすめ
基礎代謝が下がる
タバコを吸うと基礎代謝が上がります。
下がりそうなイメージですが、体内に入ったタバコの有害物質を分解するためにエネルギーがたくさん使われるんですね。
禁煙をして基礎代謝が下がれば有害物質を分解する必要がなくなり消費カロリーは減ります。
先程説明した通り食事量は増えやすくなるので太りやすい体質になるわけです。
太りたい人はタバコをやめるべき?
体重を増やしたいのであればタバコをやめるべきだと僕は思います。
食欲増進や腸内環境改善、味覚・嗅覚が正常に戻ることで太るきっかけになる人は多いです。
しかし、そうは言っても長年吸ってきた人にとってタバコをやめることはなかなか難しいことです。
禁煙がストレスになる可能性もあります。
そのストレスが原因で自律神経を乱し、かえって食欲不振を招く危険性もあります。
なので、どうしてもやめられないという人は1日数本程度に留めて10本以上も吸わないようにしましょう。
そうすることで多少なりとも効果はあると思います。
吸い始めたばかりの人はまだ依存度も高くないと思うので今あるタバコをゴミ箱に捨てて断ち切りましょう。
まとめ
禁煙すると腸内環境改善、食欲増進、味覚の正常化などのメリットがある
太りたい人は禁煙が理想だがストレスになる場合もあるのでやめらない人は本数を抑える
やめられる人は禁煙をして、やめられない人は嗜好品として適した本数を守りながら増量を目指していきましょう。
その他、太らない体質の原因をまとめた記事を作りました。
日頃の生活習慣が太れない体質を作っているかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました。