菓子パンが好きな人は多いと思いますが僕もその一人です。
コンビニの菓子パンもバリエーションが豊富で、次々に新発売の商品が出るのでつい手に取ってしまいます。
そして菓子パンは一般的に太りやすい食べ物と言われています。
これはどんな成分が関係しているのでしょうか。
今回は菓子パンが太る理由について書きたいと思います。
菓子パンが太る理由!
パンは小麦粉、水、塩などを主な原料にして作られています。
そして菓子パンには砂糖やマーガリンなどが大量に使われています。
炭水化物と脂質が豊富
菓子パンは単純にカロリーが高いこともそうですが、
「炭水化物(糖質)」と「脂質」が豊富に含まれている点が太りやすい理由です。
この2つは太りやすい栄養素として知られています。
炭水化物(糖質)は体内でブドウ糖として吸収されます。
ブドウ糖は全身の細胞にエネルギーとして使われ、余った分が中性脂肪として蓄積されます。
また生クリームやバターが豊富に使われているパンほど脂質も多くなります。
GI値が高い
菓子パンを含むパン類は炭水化物の中でもGI値が高いです。
主な炭水化物が豊富な食品のGI値
- あんぱん:95
- フランスパン:93
- 食パン:91
- ロールパン:83
- クロワッサン:70
- うどん:85
- 白米:81
- もち:80
- パスタ:65
GI値とは食べ物を体内に取り込んだ時の血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)の上昇率を表すものです。
この数値が高ければ高いほど血糖値が急激に高まるんですね。
血糖値が急激に上がると膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌されます。
インスリンを分泌することで急激に上がった血糖値を調整しようと働くんですね。
この「インスリン」は別名「太らせホルモン」とも呼ばれており、体内に脂肪を溜め込みやすくなります。
またインスリンは血糖値が上がれば上がるほど分泌されやすくなるので、GI値の高いパンは太りやすいです。
何個も食べられる
そしてインスリンの過剰分泌は血糖値を下げすぎてしまうことに繋がります。
つまり、菓子パンを食べることで
血糖値の急激な上昇⇒インスリンの過剰分泌⇒血糖値を下げすぎる
こうなるわけですね。
そして必要以上に血糖値が下がると空腹を感じやすくなります。
菓子パンを1個食べても満腹感を感じにくいのはこのためです。
もう少し掘り下げると食欲は脳の視床下部で制御されています。
脳はブドウ糖が唯一のエネルギー源と言われています。
インスリンの過剰分泌により血糖値が急激に下がると脳はブドウ糖の不足を感じ空腹の信号を送ってきます。
つまりもうお腹いっぱいの状態でも脳が指令を送ってくることで「お腹減った」となるんですね。
「ニセの空腹」とも呼ばれます。
このため、パンを2個も3個も食べたり、夕食の食事量も落ちないので総摂取カロリーが増え太りやすくなります。
太りたい人も食べ過ぎは注意
ここまでの話だと太りたい人にとって菓子パンは非常に良い食品に見えます。
しかし、食べ過ぎにはくれぐれも注意が必要です。
前述の通り、菓子パンには砂糖や糖質がたくさん使われています。
そしてインスリンが処理できないほど、ブドウ糖の過剰摂取が慢性化するとやがて分泌不全に陥り血糖をコントロールできなくなります。
その結果、糖尿病になってしまいます。
健康的に太ることを考えれば、菓子パンを意識するよりも栄養バランスの良い食事を心掛けることが大切です。
定食のようなイメージですね。
それができた上で間食として菓子パンを食べるようにすれば良いと思います。
僕はよく筋トレ前後に菓子パン(炭水化物)とプロテイン(タンパク質)を一緒に摂取しています。
炭水化物を摂取しておくことでエネルギーとなり筋トレの強度が高まります。
またタンパク質の分解を防ぎ、筋肉の成長をサポートしてくれます。
まとめ
今回は菓子パンが太る理由について紹介しました。
- 菓子パンは炭水化物と脂質が豊富で太りやすい
- GI値が高く食べても空腹を感じやすいので食事量が増える
最後までご覧いただきありがとうございました。
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