牛乳は飲み物の中でも太りやすいイメージがありませんか?
今回は牛乳は太るのか、太りたい人におすすめなのかについて書きたいと思います。
牛乳の飲み過ぎは太るのか?
牛乳のカロリーはコップ1杯(180ml)で121kcalもあります。
他の飲み物と比較しても高カロリーの部類に入ります。
またカルシウムをはじめ、ビタミンや炭水化物、タンパク質、脂質などの栄養がバランスよく含まれています。
炭水化物、タンパク質、脂質は三大栄養素とも呼ばれる人間の大事な栄養素。
特に炭水化物と脂質をたくさん摂取すると非常に太りやすいです。
こういった面を考慮すれば牛乳は太りやすいと言えます。
一方でカルシウムには脂肪の吸収を抑制したり、分解を促進する効果があるとも言われています。
また満腹感を得やすいのも牛乳の特徴です。
過度に飲み過ぎると当然満腹感を感じやすく、肝心の食事量が減りやすくなる可能性があります。
1日の摂取カロリーが消費カロリーを上回ることが太るための前提条件になります。
食事量が少ないのに牛乳ばかりを飲んでいては太ることができないです。
なので、牛乳さえ飲んでいれば劇的に太るわけでもないと言えます。
太りたい人におすすめ?
太るためだけに牛乳を飲むのは個人的にはおすすめしません。
まず前述の通り、飲み過ぎると満腹感を感じやすいので食事にも影響が出やすいです。
朝食や夜の夕食後や寝る前であれば良いですが、日中に無理に飲み過ぎる必要はないでしょう。
また飲み過ぎは健康に悪いです。
毎日必要以上に飲むとコレステロールが高くなり、動脈硬化や脂質異常症、心臓病、糖尿病などになるおそれがあります。
実際、アフリカにあるモーリタニアという国では「太っている女性が美人」とされており、幼少の頃からたくさん牛乳を飲んで太る努力をするみたいです。
しかし、あまりに飲みすぎて心臓病や糖尿病になる人も多いです。
もちろん高カロリーな物を食べたり、運動をしないなどの習慣も関係していますが、牛乳の飲み過ぎも十分要因の一つです。
体に良いと言われるものでも飲み過ぎると逆効果になってしまうんですね。
1日の牛乳の摂取量はコップ1杯程度と良いと言われています。
そして牛乳は下痢を引き起こしやすい飲み物です。
牛乳には乳糖が含まれているのですが、体内に入るとラクターゼという酵素を使用して乳糖をブドウ糖とガラクトースに分解しています。
乳糖はラクターゼでしか分解できません。
ラクターゼの限界量を超えた乳糖を摂取すると消化不良を起こし下痢になります。
しかし、ラクターゼ量は年齢とともに減少していき、これを治す方法はありません。
なので、牛乳を飲むとよく下痢になるという人は無理に飲み過ぎない方が良いです。
症状がひどくなると他の食べ物から摂取した栄養も吸収しにくくなるので。
ちなみに乳糖を分解できない症状を乳糖不耐症と言います。
まとめ
牛乳の飲み過ぎは健康に悪く、下痢を引き起こしやすいので必ずしも太りたい人におすすめとは言えない
無理に牛乳を飲む必要はありません。
栄養バランスを意識して色んな食品を食べることが健康的な太り方になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。