痩せ型の人は太ろうとするあまり、高カロリーな食品に目が行きがち。
ですが、栄養バランスを考えて太る場合はカロリーの低い食品も重要な役割を果たします。
今回はカロリーの低い食べ物をランキング形式でご紹介します。
カロリーの低い食べ物がおすすめの理由
冒頭にも書きましたが、カロリーが低い食品が必ずしも太る上で意味をなさないわけではありません。
むしろ重要な役割を担っています。
高カロリーな食品は基本的に炭水化物・タンパク質・脂質の三大栄養素を豊富に含んでいる物が多いです。
炭水化物や脂質は脂肪になりやすく、タンパク質は筋肉を形成するエネルギー源になります。
そのため、太りたい痩せ型の人におすすめと言えますが、これだけだと栄養バランスに偏りが出て不健康です。
特に揚げ物・ジャンクフード・ケーキ類などの食べ過ぎはおすすめできません。
一方、低カロリーな食品はビタミン・ミネラルを豊富に含む物が多いです。
ビタミン・ミネラルは補酵素として酵素の働きを助ける役割があります。
酵素は食べ物の消化・吸収を促進し、食べた物を栄養にしてくれます。
この酵素が多いほど栄養吸収率が高まり太りやすくなります。
そして痩せ型の人は元々の酵素量が普通の人よりも少なく、これが食べても太れない要因になっています。
酵素が多ければ何を食べてもしっかり吸収されるので体重が増えやすいですが、酵素量の少ない痩せ型はそうはいきません。
ビタミン・ミネラルをしっかり摂取して酵素の働きを最大限高める必要があります。
カロリーの低い食べ物ランキング
それでは本題に入ってカロリーの低い食品を紹介します。
ただカロリーが低い物を載せるのではなく、栄養価に優れた食べ物という視点も一つの基準にしています。
1位 こんにゃく 7kcal(100g)
主な成分
- カルシウム
- セラミド
- グルコマンナン
こんにゃくにはグルコマンナンという食物繊維が豊富に含まれています。
このグルコマンナンはコレステロール値や血糖値を抑える働きがあります。
コレステロール値が高くなると「脂質異常症」「動脈硬化」
血糖値が正常でなくなると「糖尿病」を引き起こす危険があります。
グルコマンナンはそういった生活習慣病の予防に効果的です。
またカルシウムは骨や歯を作るために重要な栄養素です。
加齢に加え、日頃からカルシウムが不足する状態が続くと骨に貯蔵されているカルシウムがどんどん減っていきます。
その状態が続くとやがて骨がスカスカになる「骨粗しょう症」が起きます。
痩せ型の人は骨が弱く疲れやすい人が多いのでしっかりカルシウムを摂取することは大切です。
2位 もやし 14kcal(100g)
主な成分
- ビタミンB1
- ビタミンC
- カリウム
- アスパラギン酸
- 食物繊維
一見栄養なんてなさそうに見えるもやしですが、実は多くの栄養素を含んだ食品です。
ビタミンB1は炭水化物からのエネルギー産生を助ける他に、皮膚・粘膜の健康維持を促進します。
ビタミンCは鉄分の吸収を促進し、血管を強くする働きがあります。
また「老化防止」「がん予防」「美肌効果」「免疫力向上」など様々な効果を期待できます。
アスパラギン酸はアミノ酸の一種。
この名前はアスパラガスから発見されたことに由来しています。
乳酸の分解を促進し、疲労回復に高い効果を発揮します。
体力を激しく消耗したときには非常におすすめです。
また尿の合成を促進する効果もあり、体内に溜まったアンモニアを体外へ排出します。
ただ、加熱しすぎると栄養が損なわれてしまうので、炒めものの時は最後に入れるなど最小限の加熱にする必要があります。
3位 セロリ 15kcal(100g)
主な成分
- カリウム
- ビタミンC
- ビタミンE
- パントテン酸
- βカロテン
- 食物繊維
- アピイン
セロリは栄養豊富な野菜ですが、カリウムの含有量が高いですね。
カリウムは体内の水分量や血圧を調整したり、神経・筋肉の働きを正常にする効果があります。
またセロリの香り成分の一つであるアピインはは精神を落ち着かせる効果があり、ストレス軽減に有効です。
ストレスを抱えると痩せ型の人はますます痩せやすくなり、反対に太りやすい人はますます太りやすくなります。
4位 スイカ 37kcal(100g)
主な成分
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンC
- カルシウム
- リン
- 鉄
- カリウム
- シトルリン
- リコピン
スイカは甘いのでカロリーが高いイメージがありますが、ほとんどが水分のため実は意外と低カロリーです。
栄養バランスに優れ多くのビタミン・ミネラルが含まれています。
特徴的なのはシトルリンという遊離アミノ酸。
スイカは他の食品と比較しても圧倒的にシトルリンの含有量が高いです。
シトルリンは血管を拡張し血流量を増やす効果があり、タンパク質の分解を防ぎ、筋肉の合成を促進してくれます。
なので、筋トレをよくする人には大きなサポートになります。
また血流の流れが良くなることで冷え性改善にも高い効果を期待できます。
1日200g(2切れ分)が目安とされています。
5位 豆腐 72kcal(100g)
主な成分
- タンパク質
- ビタミンE
- カルシウム
- マグネシウム
- 鉄分
豆腐は大豆食品ということで植物性タンパク質が含まれています。
筋肉をつけたい場合、肉や魚、卵などの動物性タンパク質がおすすめ。
動物性タンパク質は体内で作ることができない必須アミノ酸が豊富に含まれているため、筋肉の合成が促進されやすいです。
ただ、痩せ型の人は動物性タンパク質を食べ過ぎると下痢を起こしやすいというデメリットもあります。
そこで植物性タンパク質の中でも必須アミノ酸のバランスが良く良質なタンパク質が含まれる豆腐はおすすめの食品です。
まとめ
今回はカロリーの低い食べ物をランキング形式で紹介しました。
前半に書いたとおり、太るためには「酵素」とその働きを助ける「補酵素(ビタミン・ミネラル)」を意識することも大切です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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