太りたい人が気になるのが1日の食事回数。
太るには1日4~5食食べたほうが良いなんて話も聞きますが本当なのでしょうか。
今回は太りたい人におすすめの食事回数を紹介したいと思います。
太りたい人におすすめの食事回数
よく太ろうとして「1日2食」もしくは「1日5食」を実践しようとする人がいますが痩せ型には効果的ではありません。
特に「1日2食」はまず太れないと言って良いですね。
「1日2食」というのは力士がやる食事法。
力士は朝食を食べず稽古に励む代わりに昼と晩の2食でとんでもない量を食べます。
しかし、痩せ型の人が力士と同じ量を食べられるわけもなくこれでは1日の摂取カロリーを満たすことができません。
1日の摂取カロリーの目安は男性が2600~3000kcal、女性が2000kcal~2300kcalです。
これを痩せ型の人が2食で賄うのは非常に大変です。
おそらくほとんどの人が目安を下回るでしょう。
摂取カロリーよりも消費カロリーが多くなると当然痩せやすくなります。
一方、「1日5食」はできれば太りやすくなります。
しかし、高確率で長続きしません。
僕も太ろうと思った当初に挑戦したのですがすぐに挫折してしまいました。
やっぱり1日5食も同じ量を食べるのは大変ですし、出費もかさみます。
また「食べなきゃ食べなきゃ」となって精神的にもしんどいんですよね。
最悪の場合は拒食症になって「食べては吐いて」を繰り返すことになるかもしれません。
一応当時実践していた1日5食のメニューはこちらにまとめています。
短期的に試してみるのはありかもしれませんね。
ただ、少食の人が少ない量を小刻みに食べるというやり方はありです。
詳しくは後述します。
1日3食を基本にする
太るためには摂取カロリー>消費カロリーを毎日継続していく必要があります。
この継続がとにかく大切で無理に食べてもモチベーションが下がるだけですし、食べることが億劫になる食事法はやめるべきです。
なので、太るためには
朝昼晩の1日3食をしっかり食べる
これが太るための基本になります。
「当たり前のこと言いやがって」と思う人もいると思いますが、これができていない人は結構います。
見落としがちなのは朝食。
忙しさにかまけて朝食を抜きがちな人は多いです。
朝食を抜くと間違いなく痩せやすい体質になります。
人間の体は空腹状態の時に体の中で栄養を作ろうとします。
この時に使われるのが筋肉や脂肪でこれらを分解することで栄養を得ようとします。
朝食を食べないと前日の夜から翌日の昼まで何も食べていない状態になってしまいこれでは太ることは厳しいです。
なので、長時間の空腹状態を作らないことは非常に大切になります。
また食べていたとしても食パン1枚やおにぎり1個など量が少ない場合もあります。
前述の通り、痩せ型の人が2食で1日の摂取カロリーを取ることは非常に困難。
食パン1枚では朝食のカロリーとしては物足りません。
基本的には800kcal以上は食べておきたいところです。
おすすめの朝食メニューはこちらにまとめています。
そして朝食をしっかり食べるには寝る前の食事を控えることが大切。
寝る前の食事は胃に大きな負担をかけるので胃が疲弊した状態で朝を迎えることになります。
よく太ろうとして夜食にカップラーメンやポテトチップスなどを食べる人もいますがこれは完全に逆効果。
寝る2時間前には食事を終わらせて翌日の朝食に備えましょう。
間食と夜食をプラスする
1日3食しっかり食べることを基本にして間食をプラスしていきます。
間食は食事と違いしっかり食べる必要はなくおにぎり1個やバナナ1本などおやつ間隔で食べられる量が良いです。
間食をすることで極度の空腹状態を避け、筋肉や脂肪の分解を防いでいきます。
特に昼食と夕食は結構時間が空きやすいのでこの間に間食を食べるのがおすすめです。
夕食の2~3時間前に食べて程よい空腹感で夕食を迎えます。
ここで気合いを入れて食べ過ぎるとお腹いっぱいで夕食が食べられないなんてことになるので注意です。
夜食は前述した通り寝る前に食べると胃に大きな負担になります。
食べたい人は寝る2時間前に食べて胃をしっかり休ませましょう。
夕食が遅くなる日は無理に食べる必要はありません。
少食の人は食事回数を増やす
食事量を増やすことを習慣化すればどんどん一度の食事で食べられる量は増えていきますが、少食でどうしても一度にたくさん食べられない人もいます。
これは体質なのでしょうがない部分ですね。
一度の食事で摂取できる栄養は状況にもよりますが、人によって個人差があります。
肥満体型の人とガリガリの人が同じ量を食べても肥満体型の人の方がたくさんの栄養を吸収しやすいです。
ガリガリの人は消化吸収が上手く行かず、消化不良でそのまま排泄されることもあります。
ガリガリの中でも特に少食の人が無理に食べると、尚更栄養を吸収できずに消化不良を起こしやすくなってしまいます。
そこで少食の人は一度に食べる量を減らすかわりに食事回数を増やすと良いでしょう。
1日4~5回食事の機会を作って無理せず食べるようにします。
メニューは食事ごとに変えてもいいですし、昼食や夕食を2回に分けて食べるのも良いですね。
1日の時間を食事に取られやすくなるので根気が入りますが、栄養吸収率は高まりやすくなります。
また食後の胃もたれやしんどさを軽減できます。
ただ、1日の摂取カロリーはしっかり満たすことも意識して下さい。
これができないと増量には効果がありません。
まとめ
「1日3食しっかり食べる+1~2回の間食」が太りたい人のベストな食事回数
少食の人は少ない量を小刻みに食べると良い
1日4、5回たくさん食べたいと考えていた人はまず1日3食しっかり食べることを意識しましょう。
しっかり食べられるようになってから食事回数を増やしていけば良いと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
脂肪細胞が少ない痩せ型の人は脂肪だけで太るとお腹ぽっこりになりやすいですし、筋肉をつけた方が外見上の変化が出やすいので、ガリガリ体型の印象を払拭しやすくなります。
筋トレの始め方はこちらを参考にしてみてください!
⇒【ガリガリ体型向け】筋トレの始め方!普通体型になるまでのやり方を解説します