年齢を重ねるにつれ、薄毛になる人は多いですが、いざ自分がそうなるとどうしても受け入れられないですよね。
特に20代や30代などまだ若い段階でハゲが始まるとそうとうメンタルをやられます。
それはもしかすると痩せていることも関係しているかもしれません。
今回は痩せすぎで抜け毛は増えるのか、そして薄毛を改善する方法について書きたいと思います。
痩せすぎは薄毛になる?
「痩せ型はハゲやすい」
「ダイエットをすると薄毛になりやすい」
などと良く言われますが、これは栄養不足が関係しています。
食べ物は消化・吸収された物だけが栄養として全身に送られます。
この時、栄養は心臓や内蔵、骨、筋肉など優先順位の高い所から順に運ばれます。
生命活動に必要な器官から順番に届くということですね。
という事は、生命維持に直接関係のない髪の毛の優先順位は当然低くなります。
よって、余った栄養が髪の毛に送られるわけですが、不足している状態だと、栄養が送られず薄毛や抜け毛が増えていきます。
また、太ろうとして高脂肪食ばかり食べるのも良くありません。
栄養は血液で運ばれるのですが、脂質の取り過ぎは血行不良を引き起こし、髪の毛に栄養が届きにくくなります。
また、皮脂の過剰分泌も招きやすく、頭皮環境が悪化することで髪の毛の成長に悪影響を与えます。
薄毛は栄養不足だけじゃない
ここで留意しておきたいのは、
痩せ型の人が必ずしも薄毛になるわけではありません。
例えば、食事量が少なくても、毎食栄養の偏りが少ない人は比較的影響が少ないでしょう。
ただ、薄毛になる原因は
●ストレス
●運動不足
●遺伝
●睡眠不足
●喫煙
●帽子のかぶりすぎ
●紫外線のうけすぎ
●加齢
●眼精疲労
など様々です。
例えば、必要な栄養を摂取していても、ストレスや睡眠不足、眼精疲労などで、血行が悪化すれば栄養が届きにくくなってしまいます。
私は1日の中でスマホ・パソコンを使う時間が長く、抜け毛が急激に増える時がありました。
髪の毛を生やすために摂取したい食べ物
基本的には栄養バランス良くしっかり食べて、髪の毛にも栄養を行き届かせることが大事です。
その中でも、特に意識したいのが
●タンパク質
●ビタミン
●亜鉛
です。
これらをバランス良く摂取することで、お互いが影響しあって良質な髪を作ろうと働きます。
タンパク質(アミノ酸)
髪の毛の主成分はタンパク質です。
厳密に言うと、18種類のアミノ酸が結合した「ケラチン」というタンパク質です。
タンパク質は体内で一度アミノ酸に分解されますが、それが再合成されることでケラチンに生まれ変わり、髪の毛の成分になります。
肌や爪などもケラチンによって構成されています。
18種類のアミノ酸の中には体で作ることができない必須アミノ酸も含まれており、食べ物からしっかり取り入れる必要があります。
主に肉・魚・卵・大豆製品・乳製品がアミノ酸の含有量が高いです。
具体的には、鶏のささみ、鶏胸肉、豚ロース、生ハム、白身魚、豆腐、納豆、ヨーグルトなどですね。
ビタミン
ビタミンは頭皮環境を整えるために重要な役割を担います。
特に意識したいのがビタミンA、ビタミンB、ビタミンEです。
ビタミンBは頭皮の新陳代謝を活性化し、
ビタミンA・ビタミンEは血行不良を改善する効果があります。
ビタミンA:ほうれん草、小松菜、にんじんなど
ビタミンB:レバー、ナッツ、小魚、かつお、まぐろなど
ビタミンE:アーモンド、、オリーブ油、黒ごま、うなぎ、たらこ、アボカドなど
亜鉛
アミノ酸を取っていても、亜鉛が不足していればとケラチンの生成は滞ってしまいます。
つまり、亜鉛はタンパク質と同じくらい重要な栄養素。
亜鉛を摂取することで体内でケラチンが作られやすくなります。
主に牡蠣、レバー、チーズ、数の子、煮干し、ほや、牛肩肉、牛ひき肉、卵、カシューナッツ、かぼちゃの種、ビーフジャーキーなどに豊富に含まれています。
亜鉛は意識しないとなかなか摂取できないため、おやつとしてチーズやナッツ類を食べると良いと思います。
亜鉛の取り過ぎはかえって悪影響なのでダメです。
6~8mgが1日の摂取目安量です。
まとめ
痩せてるからといって絶対ハゲるわけではありませんが、食べる量が少なく栄養が足りていない場合は要注意です。
またしっかり食べていても、生活習慣が悪いと薄毛の原因になるので、今一度自分の生活を振り返ってみて、何が原因なのか把握することも大切です。
最後までご覧頂きありがとうございました。