太りたい人は高カロリーな料理に目が行きがちで、野菜が不足している傾向にあります。
ですが、太る上で野菜は重要な役割を担っています。
今回は太りたい人が野菜を食べるべき理由について解説します。
太りたい人は野菜を食べるべき?
冒頭でも書いたとおり、野菜は太りたい人に重要です。
これにはいくつか要因があります。
食物酵素が豊富
炭水化物・タンパク質・脂質の三大栄養素は、
生きていく上では勿論のこと、太りたい人にとっても重要な栄養素です。
ただし、これらは口から体に入れただけでは栄養(カロリー)にはなりません。
体内で消化し吸収された物のみが、栄養として扱われます。
よく「食べているのに太れない」という人がいますが、これは消化が活発に行われず栄養として取り込めないためです。
そこで、重要になってくるのが酵素です。
酵素は食べ物の消化を担っており、体内の酵素が増えればそれだけ消化吸収される食べ物の量も増えていきます。
ただ、痩せている人は普通の人よりも体内の酵素量が少ないことが多く、
しかも自力で酵素を増やすことができません。
ですので、食品から酵素を取り入れて、酵素の数を増やしていく必要があります。
そして、他の食品と比べて野菜には食物酵素が多く含まれており、
野菜を普段の食事に取り入れた方が、三大栄養素の消化吸収も良くなります。
その結果、太りやすくなるわけです。
ただし、酵素は加熱調理に弱いところが難点です。
「炒める」「煮る」「茹でる」「焼く」など熱が調理過程で熱が加わると、酵素としての働きが失われてしまいます。
一般的に50~60℃以上で加熱されると、酵素は耐えることができないとされています。
そこで、食事の時はサラダを意識的に取り入れるようにすると良いですね。
もちろん加熱しても栄養自体が大きく損なわれることはないので、健康のために加熱した野菜を食べることは問題ありません。
ビタミン・ミネラルは補酵素の役割
野菜にはビタミン・ミネラルが豊富に含まれており、体の調子を整える働きがあります。
がんや生活習慣病の予防にも繋がるため、健康的に太りたい人は欠かすことができません。
そしてビタミン・ミネラルは補酵素としても機能します。
補酵素とは酵素の働きをサポートすることで知られている成分。
酵素だけでなく、補酵素もしっかり取り入れることで、酵素がしっかりと働きます。
つまり、生野菜には酵素だけでなく補酵素としての働きもあるため、お得な食品だと言うことができそうです。
先程、三大栄養素は太りたい人に欠かせないと書きましたが、これらは食の中心です。
食事量が増えれば自然と増えていきます。
ですが、ビタミンやミネラルは食べ物を意識して食べないとなかなか増やすことができません。
一品だけの料理では間違いなく不足するので、おかずの数をできるだけ増やしていきましょう。
⇒ガリガリで太りたい人の食事メニュー!太るための食事内容を紹介!
おすすめの野菜は?
現状、野菜不足であれば基本的にどの野菜でもしっかり摂取することが重要です。
まずは野菜を食べる習慣を身につけることが重要です。
そして、習慣が身につけば「緑黄色野菜」を意識すると良いでしょう。
野菜は1日におよそ350gが目安となりますが、
その1/3程度が「緑黄色野菜」になると良いと言われています。
「緑黄色野菜」は緑色や黄色など色で判断されるものではありません。
簡単に言えば、βカロテンの含有量が高い野菜を指します。
βカロテンは体内でビタミンAとして作用し、病気の予防にも効果的。
そして緑黄色野菜はその他のビタミン・ミネラルも豊富に配合されている傾向があります。
主に、
かぼちゃ
トマト
ニラ
にんじん
ほうれん草
ブロッコリー
ピーマン
が当てはまります。
勘違いしやすいですが、きゅうりやキャベツ、とうもろこしなどは緑黄色野菜ではありません。
この他、クレソン、小松菜、おくら、アスパラガス、パセリなども緑黄色野菜です。
もちろんその他の野菜もβカロテンの含有量が低いだけで、重要な栄養素が含めれているので欠かさずに食べたいところです。
まとめ
今回は太りたい人が野菜を食べるべきかについて紹介しました。
- 生野菜には消化に重要な食物酵素が豊富
- 更に野菜に含まれるビタミン・ミネラルは補酵素として酵素の働きを助ける
最後までご覧頂きありがとうございました。
脂肪細胞が少ない痩せ型の人は脂肪だけで太るとお腹ぽっこりになりやすいですし、筋肉をつけた方が外見上の変化が出やすいので、ガリガリ体型の印象を払拭しやすくなります。
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