胃下垂に悩む人の中には病院での治療を考えている人もいると思います。
またそもそも胃下垂なのか知りたい人もいると思います。
でも病院の何科を受診すれば良いか分かりにくいですし、
胃下垂で受診しても良いのか気になりますよね。
そこで今回は胃下垂の場合、何科の病院を受診すべきか紹介したいと思います。
治療法や検査方法についても書きたいと思います。
病院に行くメリット
胃下垂かどうかは病院でもしっかり見てくれます。
ただし、基本的に胃下垂は病気ではないため病院に行っても治ることはありません。
じゃあ「病院に行かなくても良いのか」というとそういうわけでもなく、病院に行くメリットはあります。
胃下垂かどうか分かる
病院に行く最大のメリットはこれです。
自分が胃下垂なのか、そうではないのか自分が把握していることはとても大きなことです。
痩せ型で太りたい人の場合は自分が太れない原因を知るきっかけになります。
胃下垂であればこれを治すことで太りやすくなりますし、そうでない場合は違うところに太れない原因があります。
別の疾患が見つかる場合もある
胃下垂だと思って病院に行ったのに違う疾患が見つかるパターンもあります。
この場合は専門医のアドバイスを忠実に守ることがおすすめです。
病院の何科を受診すべき?
胃下垂の疑いがある人は消化器内科もしくは胃腸科の受診がおすすめ。
消化器内科は胃や食道、腸など食べ物を消化する器官を専門的に見てくれます。
胃腸科はより胃腸に特化しているイメージがありますが、大体の病院は消化器内科同様に色んな器官を見てくれます。
なので、明確な違いはありません。
ただ、消化器内科で実施する検査をしない所も稀にあるのでお近くの病院のHPをチェックしてみると良いです。
近くに消化器内科、胃腸科がない場合は内科が良いですね。
病院に行く際は胃下垂がどうか検査することの他にどんな症状があるかもしっかり伝えましょう。
「胸焼け」「食欲不振」「吐き気」「胃もたれ」「ストレス」などは胃下垂の症状でもあるので診察の参考になります。
この他にも体の不調がある場合は正直に話した方が医師も的確な判断を下しやすいです。
胃下垂の検査方法
胃下垂の検査方法としては医師による触診、レントゲン検査、バリウム検査などがまず行われやすいです。
この中ではレントゲン検査が一番分かりやすいです。
胃下垂の場合は素人目に見ても胃が下に下がっている様子がはっきりと分かります。
バリウム検査とは体内を流れるバリウムの様子を確かめることで消化管に異常がないかチェックする検査方法です。
食べ物は口から入って食道→胃→十二指腸→小腸→大腸の順に通りますが、バリウム検査では食道・胃・十二指腸を見ます。
なぜバリウムなのかというと、バリウムをX線を透過しません。
すなわち体内を流れていく様子を詳細に動画でみることが可能です。
ただ、僕も飲んだことがあるのですが、バリウムはとても不味いです。笑
口周りも白くなるので特に女性は嫌に感じる人も多いですが正確な診察をするためにここは我慢です。
あとゲップが出やすくなるので注意です。笑
この他に症状が改善しなかった場合は胃カメラによる検査も考えられます。
胃下垂の治療法
上述した通り、胃下垂だったとしても病院で治療することはできません。
胃下垂自体は病気ではないため治療する必要はないとされています。
もちろん胃下垂を治す薬もありません。
病院では胃酸の分泌を抑えたり、胃の運動機能・消化機能を改善するような薬を貰えます。
また胃もたれや胸焼け、吐き気などの症状がある場合はこれを緩和する薬を貰うこともできます。
その他、ストレスが原因で胃下垂になる場合もあるのでその場合は精神安定剤が出ます。
ただし、胃下垂という根本的な問題は解決されていないので一時的なものにすぎず、効果を得られないという人もいます。
なので、基本的に胃下垂は自分の力で治していくことになります。
そもそも胃下垂は日頃の生活習慣が原因で発症する場合が多いです。
筋肉量の少なさ、姿勢の悪さ、食事内容など胃下垂を悪化させる習慣をしている人は意外と多いのでこういった習慣を見直すことで胃下垂を改善することができます。
整体やマッサージを受けてみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
胃下垂の人は消化器内科、胃腸科の受診がおすすめ
検査は医師による触診、レントゲン検査、バリウム検査など
病院の治療で治すことは難しいが日頃の生活習慣の見直しが改善のカギ
胃下垂になると太らない理由はこちらにまとめています。
最後までご覧いただきありがとうございました。