ロンドン世界陸上に出場する男子マラソン井上大仁選手。
今回は井上選手の体重や身長を他のマラソン選手と比較してみたいと思います。
またなぜマラソン選手は短距離選手のように筋肉が発達していないのかも気になったので調べてみました。
井上大仁体重や身長
井上選手をテレビで見るとマラソン選手の中でも細身なイメージがあります。
2月26日(日) レース出場者
東京マラソン2017
井上大仁
※応援宜しくお願い致します! pic.twitter.com/nS9xtm52Bu— 三菱日立パワーシステムズマラソン部 (@mhings_marathon) 2017年2月25日
井上選手は体重51kg・身長165cmです。
これをBMIで計算してみると
51(kg)÷{1.65(cm)×1.65(cm)}=18.73
となります。
18.5未満が痩せ型となるので井上選手はギリギリ普通体型ということになります。
一応、標準体重(BMI=22)は59.9kgなのであと8.9kg必要です。
その他のマラソン選手と比較してみましょう。
中本健太郎 173cm・58kg BMI=19.4
川内優輝 175cm・62kg BMI=20.2
北島寿典 170cm・55kg BMI=19.0
石川末廣 169cm・56kg BMI=19.6
佐々木悟 171cm・56kg BMI=19.1
藤原新 167cm・54kg BMI=19.4
山本亮 173cm・60kg BMI=20.0
他の選手と比較してみると体重・身長、BMIどれも数値が低いですね。
なぜ痩せすぎ?
マラソン選手と短距離走の選手を比較してみると全然体つきが違いますよね。
井上選手とケンブリッジ飛鳥選手を比べても全く体型が違います。
同じ陸上競技のアスリートなのにどうしてここまで違うのでしょうか?
これには使う筋肉に大きな違いがあります。
短距離走では速筋と呼ばれる筋肉が重要視されています。
この筋肉は瞬間的に爆発的な力を生み出せることができます。
筋トレで発達させていくといわゆるマッチョ体型になりやすいです。
短距離走の選手が逞しい体つきをしているのは速筋が発達しているためです。
しかし、速筋は瞬発的な力に優れますが持久力はないのでマラソン選手には必要がありません。
一方、マラソンには遅筋と呼ばれる筋肉が必要になります。
遅筋は速筋のように爆発的な力を発揮することはできませんが持久力に優れます。
長時間の運動に優れるのでマラソン選手に適した筋肉になります。
遅筋は筋肥大をほとんどしないため鍛えても体が大きくなることはありません。
なので、マラソン選手に筋肉が全くないわけではなく、筋肥大しない遅筋が発達しているので見た目は細いと言うわけです。
痩せすぎというよりも体を絞っているという表現が正しいのかもしれません。
ちなみに遅筋は走ることで鍛えられていきます。
そして脂肪をエネルギー源にするのでランニングで痩せやすくなるのも納得です。
まとめ
井上大仁選手はマラソン選手の中でも細身
マラソン選手は細く見えるが遅筋が発達している
短距離選手、マラソン選手ともにプロフェッショナルな体であることに変わりはありませんね。
井上選手のロンドン世界陸上での活躍に注目です。
最後までご覧いただきありがとうございました。